【2022年 普通救命講習受講について】~衛生委員として救急蘇生法を身に付ける~
 2022.08.04

2022年8月4日に、“普通救命講習”を弊社内にて受講しました。

弊社では衛生委員を各部署より選出し、衛生委員会を設置しています。

当委員会は、労使が一体となって労働者の危険又は健康障害を防止するための対策等について、労働者の意見を反映させるよう十分な調査審議を行うことを目的に設置されます。

今回は講師の方にお越し頂き、救命措置に関する講習会を開催していただきました。

この講習は以前にも受講していますが、昨今、自然災害による被害が増加傾向にある為、救命措置に関してより多くの社員に知っていただきたいという思いから、衛生委員のみではなく各部署からも数名参加していただきました。

受講内容に関しましては、大きく2つの内容となっており、【心肺蘇生法】と【AED使用法】についての講義となります。

まずは心肺蘇生法の説明があり、実際に訓練用の人形で “胸骨圧迫” の体験(いわゆる“心臓マッサージ”)を行いました。

講師の方によると、現在では“心臓マッサージ”ではなく“胸骨圧迫”という言い方に変更されたと学びました。

心肺蘇生法とは、胸骨圧迫と人工呼吸をセットで行う事ですが、昨今、新型コロナウィルスが蔓延している状況下であるが故、現在の心肺蘇生法では人工呼吸を行わない方法をとっている事も知ることが出来ました。また、“胸骨圧迫時”に関しても、口元にガーゼやマスクなどで覆うことも感染予防のひとつとして良好のようです。

実際体験してみると、やはり知る・聞くだけでなく、体験するという行動が有るか無いかで、雲泥の差があり、かなりの体力を使う事に驚きました。周囲の人との協力がないと大変な作業だという事を実感、認識しました。

次にAEDの使い方の説明と体験でしたが、AEDと心肺蘇生法はセットでの作業となるため“胸骨圧迫”を行いながらAEDの使用法を体験し学びました。

今回の訓練体験では参加者全員が体験出来、講師の方の楽しく分かりやすい説明もあったおかげで、不安な部分が払拭され、とても貴重な体験となりました。

更に、講習後に終了証も発行して頂き、大変有意義な講習となりました。

北見地区消防組合の方には、今回の講習会にご尽力頂きましたこと、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

最後に、これからも高齢化が進み心肺蘇生の必要な場面が年々高くなっていく事が予想されます。

災害等の非常時も増えてきている世の中ではありますので、こちらの内容を見て少しでも関心を持って頂き、受講する機会が増え、助かる生命が少しでも増える事を願います。

また、普段あまり気にする方が少ないAEDの設置場所も、緊急時の際に生命を救える事につながりますので、外出先で確認してみてはいかがでしょうか。                      

塩原

カテゴリー:KANTEC UPDATE