カンテック方式(漢字入力方式)について
 2021.07.01

漢字を入力する場合、通常はかな打ちやローマ字打ちで文字を入力し、スペースキーで変換して文字を入力していますが、当方式では漢字一文字に対して割り振られたコード(KTCコード)を入力することで、直接(候補文字からの変換なしで)入力します。

コードは半角のカナ・数字・英字・記号を2つ組み合わせたものになり、読みや熟語等から連想できるように設定されています。

当方式は、漢字データエントリシステムに特化した方式であり、「カンテック入力方式」として体系化されました。そして、「NE-KANTEX」(※)として世に送り出し、日本語情報処理サービスのスタンダードとして長年に渡りご利用戴いております。

※日商エレクトロニクス(株)社と共同開発致しました連想入力方式

・KTCコード例

北→ノス(North:ノース→ノス)
海→ウミ(海:ウミ→ウミ)
道→トラ(道楽:ドウラク→トラ)
見→ミタ(見た:ミタ→ミタ)
市→シミ(市民:シミン→シミ)

「北海道北見市」と入力する場合、ローマ字入力では「hokkaidoukitamis(h)i」と入力しスペースキーで変換します。
当方式では「ノスウミトラノスミタシミ」と入力すれば「北海道北見市」と出力されるのでローマ字入力の時に比べて キーストロークを抑える事ができ、また変換時の候補文字を探す手間も省ける為、長時間の入力や大量のデータ入力時において効率よく入力ができるので生産性を上げることができます。

・当方式のメリット

文字変換やエンターキーなどの操作も不要であり、かな入力・ローマ字時よりもキータッチ数を少なく入力ができる。

・当方式のデメリット

該当文字コードを覚える必要があり、覚えるまではスムーズに入力ができない。

デメリットに関して当方式には研修期間がございます。そこでインストラクターの指導の元入力作業を行うので初心者でも安心して入力作業をすることができます。むしろ、コードを覚えて入力ができることがどんどん楽しくなってきます。

当社の入力方法に少しでも興味を持っていただければ幸いです。

また、下の表は当社が所有している漢字コードテーブルの一部ですが、これらのテーブルを使用して ご指定の漢字コードへ変換いたします。

カテゴリー:KANTEC UPDATE